- 第十四話「サミット(The Summit)」
- 評価: ★8.5/10(IMDbユーザー評価)
- 前回→第十四話「転換点」
- 次回→第十六話「プラン99」
海外の反応
「ストームトルーパーのクズどもに慈悲はいらない!バンバンバン!」
「ターキンが自分の屋敷の爆発を冷静に受け止め、自分の能力に絶対的な信頼を置き、緊急事態を想定していたのは、彼らしいね」
>>「まあ、エピソード4ではそれが仇となるわけだが」
「フィー:さよならも言わずに行っちゃうつもりだったの?
テク :その通りだよ
悲しい・・・」
テク :その通りだよ
悲しい・・・」
「俺は狂ってねえよな!?ローグ・ワンの音楽が流れたぞ!」
「クレニック長官が登場するとは思わなかった。ベン・メンデルソーンが彼の声を再び担当したのも最高だぜ」
「プロジェクト・スターダストと聞くたびに、ゲイレンがジンに向けた最後のホロを思い出して、泣き出してしまう」
「殿を務めるオメガはかなり良かったな。彼女は立派なチームのメンバーだよ」
「レッカーはマウス・ドロイドに何の感情も持たなかった」
「ターキンに最も親近感を覚えたのは、会議室を封鎖してサミットを進める場面。彼は、スケジュールを変更すると、また3ヶ月間、全員の都合がつく日を探すのにメールでやり取りすることになると知っている」
あらすじ
エコーが惑星パブーを訪れ、バッド・バッチは、クローン・トルーパーやクロスヘアーの誘拐の黒幕が特殊科学部門のヘムロック博士であることを知る。一行は、彼の船に発信機をつけてその研究施設を割り出すために、サミットが行われる惑星エリアドゥへ旅立つ。フィー・ジェノアと良い仲になっていたテクだが、別れの挨拶をしようとはせず、彼らしいままだった。
サミットに到着したヘムロック博士は、ウィルハフ・ターキン総督をはじめとした高官たちに、クローン・トルーパーを実験体として新たなクローン技術を研究する計画を語っていた。一方、バッド・バッチ一行はレールカーから、エリアドゥのターキンの要塞へと侵入する。それぞれの活躍で、発信機をつける計画は順調かに思われたが、そこには別の反乱者が潜り込んでいた。
ソウ・ゲレラは高官を暗殺するために爆破テロを計画していた。ハンターは、その計画が成功しても、一時的な影響しか与えないと諭すが、ソウは聞く耳を持たず、計画を実行。屋敷は大炎上し、バッド・バッチは命からがら逃げだす。しかし、乗り込んだレールカーは止まってしまい、一行は空中で追い詰められる・・・
『ローグ・ワン』の要素とその意味
気付いた方も多いだろうが、今回は『ローグ・ワン』の要素が多い回となっていた。劇中では『ローグ・ワン』からの曲が流れ、オーソン・クレニックやソウ・ゲレラ、ターキン総督、ハースト・ロモディらの『ローグ・ワン』のキャラも登場。加えて、盗み出したコードで、惑星に潜入するという流れも、同作のオマージュだ(笑)
何気ないファンサービスにも思えるが、大きな意味がある描写だっただろう。ヘムロック博士の行おうとしているクローンの実験は、「スターダスト計画」(=デス・スター計画)と同列に語られる大きな野望であることが明らかになった。そして、バッド・バッチが向かおうとしている先は、ソウ・ゲレラと同じ茨だらけの反乱の道だということが暗示された。
バッド・バッチは、どちらかというと平和な日常へと進もうとしているはずだが、世情がそれを許さない。クローン・トルーパーである以上、帝国の陰謀に巻き込まれ、クローン・トルーパーを解放しようとする以上、帝国との戦いに身を投じなくてはならないのだ。その先に待っているのは、『ローグ・ワン』の悲劇である。
少し短いが、今回は最終回の前半部分だったので、今回はこれで終わりにする。後半部分である「プラン99」は、衝撃的な一話であり、そちらで語りたいことが多い。
豆知識
エリアドゥ
ターキンの故郷である惑星エリアドゥが、初めて映像化!また、エリアドゥで「サミット」が行われるという設定は、レジェンズの小説『偽りの仮面』からのネタ。
クレニックとスターダスト計画
帝国の高官
クレニックに加え複数の既存キャラが、帝国の高官としてサミットに出席していた。『ローグ・ワン』と『EP4/新たなる希望』でターキンの副官として活躍していたハースト・ロモディと、『クローン・ウォーズ』で共和国宇宙軍の提督として登場したバートン・コバーン。
ソウ・ゲレラ
『クローン・ウォーズ』や『ローグ・ワン』で活躍したソウ・ゲレラも再登場!ルーカスのアイデアから生まれたソウは、帝国時代の初期の反乱を支えるキャラとして、『フォールン・オーダー』や『キャシアン・アンドー』にも登場している。
- 前回→第十四話「転換点」
- 次回→第十六話「プラン99」