先日のインタビューで、オビ=ワン役のユアン・マクレガーと、アナキン役のヘイデン・クリステンセンが、スター・ウォーズに関する印象深い発言をしていたので、いくつかご紹介しておく。
まずは、ユアンがドラマ『オビ=ワン・ケノービ』のセットに足を踏み入れたある日のこと。
「カメラの向こうには、100人が立ち尽くしていた。普段なら、彼らは、ただ立っているんじゃなく、仕事をしているものなんだけど。何が起こっているのか、よくわからなかった。そうしたら、ダース・ヴェイダーが角を曲がって現れた。もちろん思ったね、これはヤバい!」
ダース・ヴェイダーの登場は、スタッフすらも魅了するものだったようだ。もちろん、ユアンさえも。
そして、ヘイデンは、ユアンとの会話で、彼と初めて会ったことを思い出す。
「僕たちは初対面だったのに、『ヘイデン!』って、まるで生涯の友であるかのように名前を呼び、ハグをして歓迎して、“家族”の仲間にしてくれたね。あなたの温かな挨拶はとても印象に残る重要なものだった」
『ファントム・メナス』のときに、ユアンは若手俳優で、不安を感じていたであろう。そのユアンは、『クローンの攻撃』で、同じ立場にあるヘイデンに気を遣い、優しく接していたことが伺える。
また、ヘイデンは、『ローグ・ワン』のヴェイダーについても語っている。
「『ローグ・ワン 』には、一切加わっていません。でも、彼らの行ったことは大好きです。このキャラクターは私より先に生まれたもので、常に多くの点で、集団の努力で成り立っています。これは、素晴らしいことです」
ヘイデンの言うように、ダース・ヴェイダーは、多くの人間が携わることで生まれたキャラクターだ。周りにリスペクトを持ってくれている彼なら、今作でもヴェイダーを見事に演じてくれるだろう。
そして、ユアンは、久しぶりに会うことができたこと、そして、二人で再びスター・ウォーズを撮れるに非常に感動したようだ。
「ヘイデンがアナキンの役で戻ってくるのを見ると、背筋がゾクゾクするような感じがしました。素晴らしかったよ。ヘイデンに会えたことは本当に素晴らしかった」
ヘイデンもユアンも、スター・ウォーズに対する確かな愛情を抱いている。そして、二人には培ってきたきずながある。ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』でも、名演を見せてくれるだろう。