大手メディアであるThe Hollywood Reporterは、もともとダース・モールがドラマ『オビ=ワン・ケノービ』の主要な敵になる予定だったと報じた。
情報筋によると、モール役のレイ・パークは、実写復帰に向けて既にトレーニングを始め、テスト撮影も行っていた。元々の脚本の詳細はわからないが、モールがケノービとルークを追い詰めるという内容であったという。
この変更を決定したのは、キャスリーン・ケネディ社長。2020年1月頃、ケネディ社長は「シリーズをより希望に満ちたものにしたい」と考え、制作を一時停止した。
監督のデボラ・チョウは、同作の脚本を『マンダロリアン』のジョン・ファブローとデイヴ・フィローニのもとに持って行き、アドバイスを求めた。二人は、ルークとオビ=ワンの関係が、ディンとグローグーにそっくりであることを危惧し、シリーズをもっと大きくするよう促した。これが脚本の大規模な書き直し、脚本家の交代に繋がった。
どうやら、デイヴ・フィローニがダース・ヴェイダーの復活を重視し、さらに大審問官もシリーズに登場させるよう促したため、モールは押し出されたようだ。
このときに、ルーク役の子役もグラント・フィーリーが選ばれている。
なお、ルーカスフィルムの情報筋のいくつかは、この噂を否定している。
それを踏まえた上で、THRはこの情報を共有した。
モール実写化の噂は常々流れている。テスト撮影まで行ったという噂が真実なら、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』以外でも、今後見られるかもしれない。